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現代イスラエルは神のご計画の一部か?

文:ドナルド・ジェームス(BFPカナダCEO)

再建された現代のイスラエル国家については、
さまざまな意見が錯綜しています。
聖書が語ることと照らし合わせながら、改めて考えてみます。

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今回のテーマは「現代イスラエルは神の御業によるものか」です。多くの人々が「現代のイスラエルは神の御業でも預言の成就でもなく、他の国々と何ら変わらない」と考えています。皆さんがこのテーマについて誰かと対話をする時、本稿が一助となれば幸いです。

聖書時代のイスラエルと現代のイスラエル国家は、実のところ無関係であるという見解があります。ご一緒に考察してみましょう。歴史的にイスラエルの地では、人口変動が繰り返されてきました。1517年、オスマン帝国の支配が始まるころには人口は激減し、居住していたのは数千人のユダヤ人と数万人のアラブ人です。この顕著な人口減少の期間は数百年続きました。

しかし、現在では約800万人ものユダヤ人がこの地に暮らしています。実に驚くべき数字です。これが神の約束の成就でなかったとするなら、どう説明するのでしょう。

1948年にイスラエル国家が樹立されると、数百年間不毛だった荒野に再び花が咲き始めました。マーク・トウェインが1867年にこの地を訪れ、執筆した紀行文『赤毛布外遊記』は、申命記29章の記述とほぼ一致します。「道中、どこにも人影は見当たらず……木も低木もほとんど生えていなかった。やせ地に生えるオリーブやサボテンでさえ、この地からほとんど姿を消していた」

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トウェインの執筆より何千年も前に、預言者イザヤはイスラエルの民が祖国に帰還する時の様子をこう預言しました。「荒野と砂漠は喜び、荒れ地は喜び躍り、サフランのように花を咲かせる」(35:1)。現在のイスラエルの繁栄が神の約束の成就でないなら、説明がつきません。

「今のイスラエル人が聖書のイスラエル人の子孫だと、どうして分かるのですか」という質問をよく耳にします。答えは、聖書時代以降のユダヤ民族の記録にあります。そこにはユダヤ人というだけで国々を追われた経緯が詳細に記録されています。ユダヤ人と言えば迫害されると分かっていながら、ユダヤ人のふりをする理由はありません。ユダヤ人は古代のルーツが確かな民族なのです。

第二の、さらに大きな帰還

正直に告白すると、私はもともと、現代のユダヤ人とイスラエル国家の存在を預言の成就と考えていたわけではありません。今にして思えば私が受けた教育は、聖書の預言がこの時代に成就していることを重視していないものでした。その結果、若い牧師だった私は、イスラエルが再び集められるという聖書の約束は、バビロン捕囚の70年後に南王国ユダが帰還したことを指していると考えていました。

しかし、預言者たちは、バビロンからの帰還以上に重要な、もう一つの帰還について語っています。「わたしは東からあなたの子孫を来させ、西からあなたを集める。北に向かっては『引き渡せ』と言い、南に向かっては『引き止めるな』と言う。わたしの息子たちを遠くから来させ、娘たちを地の果てから来させよ」(イザ43:5〜6)。預言者が、二度目の帰還は地の四隅からだと明言していることに注意してください。

イザヤ書11章11節は、この帰還が国々へのしるしとなることも明確にしています。これは神が御座に着き、ご自分の計画を成し遂げておられることを知らせるラッパの音なのです。

預言者エレミヤはさらに深く掘り下げ、この帰還に比べると出エジプトさえ色あせると二度にわたって指摘しました。「それゆえ、見よ、その時代が来る──主のことば──。そのとき、もはや人々は『イスラエルの子らをエジプトの地から連れ上った主は生きておられる』と言うことはなく、ただ『イスラエルの子らを、北の地から、彼らが散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる」(エレ16:14〜15、23:7〜8

また、紀元前536年のバビロンからの帰還についても、歴史的観点から見る必要があります。70年間に及ぶ捕囚で多くのユダヤ人はバビロンでの生活に慣れ親しみ、エルサレムに帰還したのはほんの一握りでした。実際にイスラエル以外の地にいた人々の帰還が始まったのは、近代に入って迫害が始まって以降です。1948〜1951年の間に、ムスリムによる激しい迫害のために約12万3千人のユダヤ人がイラクを逃れ、大半がイスラエルに帰還しました。こうして、ついにエレミヤの預言した「第二の帰還」が成就し始めたのです。

イスラエルとユダ

第二の帰還がバビロンからの帰還とは異なることを示す、もう一つの理由は、エレミヤ書30章2〜3節です。「イスラエルの神、主はこう言われる。『わたしがあなたに語ったことばをみな、書物に書き記せ。見よ、その時代が来る──主のことば──。そのとき、わたしはわたしの民イスラエルとユダを回復させる――主は言われる――。わたしは彼らを、その父祖に与えた地に帰らせる。彼らはそれを所有する。』

この聖句はイスラエルとユダの両方に触れています。ソロモンの治世の後、イスラエルは二つの王国に分裂し、北王国イスラエルは紀元前722年にアッシリアによって滅ぼされました。これは、南王国ユダがバビロンへ捕囚されるよりずっと前のことです。長い間この北王国は「失われた十部族」と呼ばれてきましたが、今はもう失われていません。ここ数十年間で十部族の一部が特定され、帰還してきたからです。何世紀にもわたりエチオピアのユダヤ人共同体は、自分たちが古代に捕囚となった北の部族の一つ、ダン族の子孫だという伝承を受け継いできました。

もう一つ、注目に値するのはマナセ族の物語です。70年代、インド北東部に住むユダヤ人が「自分たちはマナセの子孫だ」と主張し、イスラエル政府に手紙を送り始めました。この主張を調査するためラビたちがインドに派遣され、間違いないことが確認されました。こうして、ここ15年間で何千人ものマナセの子孫、「ブネイ・メナシェ」がイスラエルに帰還しています。

二度と捕囚にならない

三つ目の根拠は、アモス書9章15節です。「わたしは、彼らを彼らの地に植える。彼らは、わたしが与えたその土地から、もう引き抜かれることはない――あなたの神、主は言われる

歴史を見れば明らかなように、バビロンから帰還したユダヤ人の大多数は再び追い散らされ、2000年近く異国の地にとどまりました。つまり、この145年間で私たちが目撃している帰還は、非常に注目に値することなのです。

🄫Keren Hayesod

ルカの福音書21章24節のイエスのことばは、アモスの預言を裏付けています。イエスは、ご自分の死と復活に続く離散とそれが終わる時を明確に語られました。「人々は剣の刃に倒れ、捕虜となって、あらゆる国の人々のところに連れて行かれ、異邦人の時が満ちるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます」(強調筆者)

現代イスラエルの霊的状況

一部のクリスチャンが現代のイスラエルを聖書のイスラエルと認めないもう一つの要因は、イスラエル人の多くが世俗的であり、宗教的ではないことです。

確かに、神は申命記30章1〜4節で、民が律法を思い起こして神に立ち返り、命じられたすべてのことに従うなら、彼らを故国に連れ戻すと約束されました。これは絶対条件に見えますが、エゼキエル書とゼカリヤ書では、神は必ずしもこの要求を主張しているわけではありません。

エゼキエル書36章では、神がユダヤ人を故国に連れ戻すのは神の聖なる御名のためだと語られました。民が散らされた国々で神の御名が冒涜されていたため、神はご自分の御名を聖別し、ご自分だけが完全に約束を守る真の神であることを実証しようとされたのです。

わたしは、あなたがたが国々の間で汚したわたしの大いなる名が、聖であることを示す。あなたがたが彼らのただ中で汚した名である。わたしが彼らの目の前に、わたしがあなたがたのうちで聖であることを示すとき、国々は、わたしが主であることを知る──神である主のことば──。わたしはあなたがたを諸国の間から導き出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く」(エゼ36:23〜24

義は軽視されたということでしょうか。とんでもありません。エゼキエルは、イスラエルが帰還した時、神はご自分の民にきよい水を振り掛け、すべての汚れからきよめ、神の掟に従って歩むよう新しい心と霊を与え、神の定めを守り行わせると預言しました。

ゼカリヤ書でも、帰還に続いて悔い改めと回復が起こるという同じ流れが見られます(ゼカ13章)。そして、エゼキエル書36章と同様に、神は赦し、きよめ、きよさをもって応答されます。

その日、ダビデの家とエルサレムの住民のために、罪と汚れをきよめる一つの泉が開かれる」(ゼカ13:1

多くの人々の目が開かれるように

私たちが生きているのは、エゼキエル書37章に記された時代、すなわち枯れた骨が生き返った時代です。自分の家族、自分の教会、自分の国で、今日イスラエルで起こっていることは私たちの神の力と真実さの証明であることを証言しましょう。神は、ご自分の選びの民を4000年前に約束された地に連れ戻すことによって、ご自分が聖であることを証明しておられるのです。

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